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[Lighthouse Hawaii] Eコマース成功ものがたり第1回原稿『タイトル:Eコマース(電子商取引)の世界はめっちゃすごい!』

アロハ!

HUNDRED DREAMS代表の内田直です。

ハワイのローカルジャパニーズ向けのフリーマガジン「Lighthosue Hawaii」にコラムを書かせて頂いてから半年が過ぎました。過去の記事を自社ブログにも転載しようと思います。修正前のオリジナル原稿です。

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Lighthouseをご覧の皆様、初めまして、内田直(うちだなおし)と申します。
今号からEコマース(電子商取引)のコラムを連載させて頂くことになりました。末永いお付き合いを宜しくお願い致します。

さて、今回は第1回目ということもありEコマース(電子商取引)とは何ぞやというお話をしたいと思います。その前に私の経歴をお話しすると私は日本で楽天市場という日本最大のインターネットショッピングモールを運営している楽天という会社に10年勤めておりました。社員番号は146番だったのでかなり黎明期からの社員だったと思います。(※現在の社員数は1万人超) そんな私が実体験として培ってきたインターネットで物を売るEコマースの魅力についてこれからお話しして行きたいと思います。

 まずはEコマースとは?ですが、EはElectronicの略でE-Commerceと英語では書きます。日本語ではEコマースは電子商取引と翻訳されています。また、日本ではEコマースをECと略されることも多いです。つまりコンピュータ上でインターネットを使って物やサービスを売ったり買ったりする行為をEコマースと言います。皆さんも一度はアマゾン等でお買い物をしたこともあると思いますがその行為がEコマースです。

 では現在どれくらい皆さんがインターネットでお買い物しているかということなのですが、日本国内のBtoC(消費者向け)EC市場は毎年経済産業省が発表しています。昨年の夏に発表になったデータによると2013年で11兆1,660 億円(前年比 +17.4%)の市場規模となっております。(※グラフ参照)また5年さかのぼった2009年が6兆6,960億円だったのでわずか5年で約170%成長している産業になります。この市場規模でこの成長率で大きくなっている市場は他にはないのではと思います。

 またグラフに出ているEC化率というのがありますがこれは小売業全体取引の中におけるEコマースを利用して取引された金額の割合を指します。2013年は3.67%です。日本の小売業の市場規模はよく300兆円と言われていますがそのうちの3.67%がEコマースによる取引だったということです。イギリスではEC化率が10%を超えているとも言われておりまだまだ日本のEC産業は伸びる余地があると思われます。

 東京オリンピックが開催される2020年にはEC市場規模20兆円台、EC化率6~7%に届くだろうと言われております。Yahoo! Japanが昨年発表したEコマースに関する予測によると最終的にはEC化率20%、EC市場は60兆円規模になると言われています。まだあと約50超円分の市場が今後新たに創出されることになります。つまり約10兆円のマーケットのパイを奪い合うのではなく、これから創出される50兆円のマーケットに対して新しいサービス、新しい会社が活躍するチャンスがまだまだ残されているということです。Eコマース業界の雄、アマゾンも楽天もヤフーも設立されて20年程度、30年前にはどの会社も存在していません。まだまだこれからの産業なのです。

 最後にeMarketerという会社が発表したデータ(※グラフ参照)によると世界のEコマース市場はもっと凄いことになっています。2013年で1兆2,514億ドル!(1ドル=120円換算で150兆1,680億円!) です。これがわずか4年後の2017年には2兆3,574億ドルになると予想されています。これが世界のEコマースの潮流です。皆さんもこんなマーケットでビジネスしてみませんか?


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